1、医院の紹介をお願いします。
佐賀県武雄市で2010年に開業した「くさの耳鼻咽喉科・小児科」院長の草野謙一郎です。院長が耳鼻咽喉科専門医で、副院長の阿部が小児科専門医です。耳鼻科と小児科を共に受診するお子様が多いですので、そのようなご家族のためになりたいと思い、この体勢を構築しました。また、言語聴覚士が在籍し、院長は補聴器相談医で補聴器適合判定医師研修会を終了していますので、お年寄りの難聴に行う補聴器装用に対して特化しています。アレルギー性鼻炎や花粉症に対する鼻粘膜レーザー治療、舌下免疫療法、抗IgE抗体療法に力を入れています。
2、なぜ開業しようと思われましたか?
開業する前までは、佐賀大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科に11年間所属し、その間、非常勤医師として大町に7年間、その他にも佐賀市や多久市、伊万里市、鹿島市、藤津郡などの病院に勤務してきました。大学病院や非常勤医師として働いていますと、急性中耳炎や急性副鼻腔炎などの患者様を最初から最後までひとりで診ることはあまりありません。そのような病気に対して最後まで責任を持って治療を行って治したいと思いましたので、それまで勤務してきた地域の中心地であります武雄市で開院いたしました。
3、開業してみて良かったことを教えてください。
上記のような理由で開業しましたが、やはり開業するとひとりの患者様に対して、ひとつの疾患に対して責任を持って治療を行った結果、病気が完治した時に、患者様に「治りましたよ!」と伝えることが出来た時に医師として仕事を全うしたと感じますし、その時の患者様の笑顔と「ありがとうございました!」というお言葉をいただいたときに、本当に開業して良かった、人のために働いたんだという充実感に満たされます。また開業当初、保育園児さんだった方が、成人となっても当院を慕って受診していただいた時には本当に嬉しく思います。
4、患者さんに対する思いを教えてください。
ホームページにも記載していますように、当院のモットーを「すべては患者様のために」と掲げて、地域の皆様が利用していただきやすい耳鼻咽喉科を目指してきました。それを実現するために、クレド(私たちの信条)を作成しました。正しい診断、的確な治療を行うことは当然ですが、患者様に信頼され、感謝していただけるクリニックを目指してきました。また、患者様の待ち時間を少なくしつつも、接遇をきちんと行い、満足していただけるように努力を重ねてきました。このような患者様に対する思いを持って診療を行ってきました。
5、今後、医院をどのようにしていきたいですか。
当院は耳鼻咽喉科医院として出発しましたが、その後に3回の増築を行い、小児科を併設しました。また、補聴器外来を充実し、他の耳鼻咽喉科医院ではあまりありませんが、責任を持って補聴器を販売し調整を行うことを実現してきました。これからも、耳鼻咽喉科医師して小児科医師として、患者様に対して、地域の皆様に対して何ができるのかということを日々考えて成長していきたいと思います。そうすることが、患者様のためになると考えています。